日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

死のクレバス

「死のクレバス―アンデス氷壁の遭難 」
岩波現代文庫)
J. シンプソン (著), Joe Simpson (原著), 中村 輝子 (翻訳)

難しい氷壁初登攀の成功から一転して骨折,墜落,宙づり,パートナーによるザイルの切断という絶望的な状況に陥ったクライマーはいかにして「死のクレバス」から生還したのか.孤独と不安,パートナーへの猜疑,死への恐怖など,極限状況における人間内部の葛藤と傷ついた肉体との格闘を克明に記した,迫真の山岳ノンフィクション文学。


感想。

肉体と精神
自分と世界
自分とパートナー
生と死

相反するような、二極化するものの境界線がなくなる。

意志なのか、本能なのか。

すごくシンプルなパワーで、
生きていく素地があるのだろう。

どんなに経験を積んでも、
精神力があっても、
自然は残酷かつ無慈悲だ。

自然と関わることで精神が豊かになるのか、
研ぎ澄まされるのか、
逆に社会と剥離していくのか。

アルピニストは、仙人に似ているのか、
アーティストより、ある種憧れる人間性だなーと思う。
[PR]
by takuji0808 | 2009-10-10 10:37 | BOOK