日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

SNOW(2・記録の難しさ)

2 記録の難しさ、伝わりにくさ

絵ハガキなどをチェックすればわかるのだが、記録の為の撮影は夜間にライトアップされた状態で行われる。
雪像隊の記念撮影なども夜間に行われることが多い。

白い素材が太陽にさらされることで、まるで形が見えなくなってしまうのだ。
(なので、本当に雪まつりを楽しむなら雪まつり期間直前の、足場が外れた直後の夜に行くのが最適。)

ドキュメントになったときに、感じるのは、そのような見にくさ、
素材としての伝わりにくさ、寒さの伝わりにくさだろう。

これは実際雪で何かしらのものを作ってみたことがある人ならわかるだろうが、
まあ、作業はつらいのだ(笑)

前述で「割に合わない」といったのもここで、それだけがんばって制作したものも
雨が降ったらあっという間に台無しになってしまう・・・

この点を考慮して雪と立ち向かうならば、
刹那的、瞬間的な方法論を取るか、
変化していくことを前提とした作品とするか、(融ける様子も含める、など)
前に書いた通りワークショップ形式にして、型だけ準備して参加してもらう形にするか、

といったやり方が考えられる。

あとは、北国というキーワードから記憶を刺激するような作品をつくる、(雪かき、雪遊び、つらら・・・)
ほかのメディアを利用する、などだろうか。


(モニュメントとしてしか美術作品を認知できない人が多い。そのために
 悪い意味で造形的な方向に考えが引っ張られてしまうのをなんとかすれば
 雪の新しいアプローチを自由に発想できると思うのだが・・・)
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by takuji0808 | 2010-01-24 13:52 | つぶやき