日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

SNOW(5・雪まつりの技術①)

雪まつりというものはなんなのか?

という本質的な部分は今後取り上げるとして一旦おいといて、
技術的な部分の説明を補完したい。

①化粧雪

札幌の雪質、コンディションは非常に悪い。
名寄での雪像コンテストに出場したことのある人に聞くと
まあ、きれいで加工しやすい環境だそうだ。
(その分過酷だという話もあるが)

大通りなどで制作される市民雪像と大型の雪像の違いでもっとも顕著なのは
「化粧雪」の使用だろう。

「化粧雪」というのは雪像の表面厚さ15センチほどを白くコーティングするためのものであり、
これのおかげで雪像の白さがより引き立ち、きれいな雪をわざわざ中山峠に取りに行くというほど重要なものである。

そのため実際の制作では像の形から20センチほど痩せるように削りだす必要がある。

その化粧雪もそのままでは使用できないので、コンクリートを混ぜるのに使用する
大きなプラスチックのバットで水を混ぜ、微妙な硬さを調整する。

水分を含みすぎると半透明になってしまうので、いわゆるベタ雪状にするわけだ。


この水分を含んだ化粧雪も寒さで固まるので、一気に使用しないといけない。
なんとも肉体労働な制作・・・それが雪まつりの制作・・・
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by takuji0808 | 2010-02-08 10:38 | つぶやき