日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

制作と雑感 05/07

アトリエ整備。
板を張ったりペンキを塗ったり。
ヤニや汚れがやっぱりきついな。乾いたらシーラーだな、また。


・会田誠さんのエッセイ「カリコリせんとや生まれけむ」を読んだ。

まだ消化しきれていない部分がありますが、メモ代わりに書いときます。

・エッセイ(文章)が、作品の性格にそっくりという印象。
 手変え品を変え表面的なイメージのみでぐいぐい来るという感じ。

・速球投手でも、サイドスローの変化球投手でもないスタイル、方法論なので、
 星飛雄馬のような魔球投手なのかなーというたとえ話を思いつく。
 

・わかりやすく、大竹伸朗さん、村上隆さん、奈良美智さんあたりに
憧れを持っているアーティスト予備軍は多いと思うんです。

大竹さんの場合、こつこつ自分のやりたいことをやってれば認められるんだろーか、とか
村上さんや奈良さんの場合は、ウォーホール的なスーパースターになれるんじゃないか、とか
種類は色々あるだろうけどアーティストという生き方(社会的な成功)に対して
「憧れ」を持つことはたくさんあると思う。

じゃあ会田さんにそういう種類の憧れをもつアーティストがいるかといえば、数は少ないだろう。
(もちろん赤裸々に、ある種のピエロを演じているような立ち位置や生き方に憧れるということはあるだろうが。)

それよりも自分は「共感」が大きいなーと思う。

美術を選択する時点でどこか家庭が複雑だったり
コンプレックスを持っていたり、変態だったり…
それを代わりにふっ切ってくれていることに共感するというか。

・同じエッセイでいえば、大竹伸朗さんは本当にロマンチストなんだなーと思った。
会田さんは文章に毒を含んでいるどころか、毒を食らわば皿までというか。

もちろん共通点もあって、アーティストの日常なんてかっこいいもんなんて一切なくて、
それぞれの戦場で戦いぬくしかない覚悟が伝わってきて、あー耳が痛くて三半規管が破壊されそう。

自分の甘さを立場の違いとかで逃げ道作りそうになる心にグサっと来た。

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by takuji0808 | 2010-05-08 10:22 | 制作