日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

コラボレーションの限界

「コラボレーションの限界」

では前回の記事を踏まえて、アートのハイブリッド化とはなにかを考えてみる前に、
似たような意味でコラボレーションという言葉についても考えてみたいと思います。
同じカタカナだしネ!(←冗談です、面白くないか・・・)


<意味>
※ハイブリッド(英: Hybrid)
 …2つ(またはそれ以上)の異質のものを組み合わせ一つの目的を成すもの、雑種。

※コラボレーション(英: collaboration)
 …共に働く、協力するの意味。共演、合作、共同作業、利的協力を指す言葉。


一つの作品(状況)を作る時に、単なる組み合わせの妙を
ハイブリッドと言ってしまうのはいけないわけです。
それはハイブリッドというよりコラボレーションでしかないですから。

わかりやすいのはアートと他のジャンルを組み合わせることでしょう。
巷であふれている、「アートほにゃらら」みたいな名称のやつですね。
なぜそれがハイブリッドではないのか2つ理由があります。

①何でもありなアートというジャンルの柔軟性からは補強程度の役割しか生まなく
 アートという領域の凡庸な拡張に過ぎないから。

②組み合わせの面白さ(≒コラボレーション)は非常に短い期間で
 消費される運命にあるから。


※しかし、消費されることを前提にした素晴らしい作品もあることは忘れてはいけないです。
(明和電機などがわかりやすいです。)

また企画、イベントとして考えるならば、コラボレーション的企画は見栄えが良いですし、
目的にあわせてアートという曖昧さを有効活用するのはいいことだと思います。

同じような理由で、アートの中のジャンルを単純に組み合わせることもハイブリッドとは言えないです。

ここは大いに異なるので書いておきます。

さて、では結局何がハイブリッドなんだ?ということを次は書きましょうかね。
つづく。
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by takuji0808 | 2010-06-09 19:27 | つぶやき