日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

<5>「失われたタブロー」のフェチズム

「失われたタブロー」のフェチズム


ここらへんは気をつけているという部分についての話をします。

●色のバランス、形のバランス
・1枚の絵の中の構図、レイアウト、色の量はもちろんだが、
 何枚か描くなかで同じ色使いばかりになっても
 展示をしたときバランスが悪くなるので、
 何枚かの制作の流れの中での「色のバランス」も気遣っている。

・いちばん手前に描くイメージの描く量(面が多いか、線や点が多いか)
 によって色を決定する場合がある。


●画像のバランス
・描いてみないとわからない部分が多くて、まだ研究中。
 
「描きこめる部分」と「描きこまない部分」と「描かない」メリハリが難しい。
描けばよくなるわけではないし、研磨の具合でまた変化するし…

●レイヤー具合
・重なったときの面白さ、味がうまく出るように研磨する。
 偶然を必然にする技術は楽しい。自分の考えてもいない効果がでる場合もある。



画像や色のどちらも強すぎる場合は、画像を写すときに力の入れ具合を調整したり、
多めに研磨して画像イメージを薄くして調整することもある。

並べるときの配置を考慮すれば気にならない場合もある。


最近はパソコン上でデータを作るので、その時に色を変えて様子を見たりする。

今まで描いた経験値で1枚の画像を用いる場合も、
1枚の画面に多数の画像を入れる場合も、制作前に大体の雰囲気がわかるようになった。

でも実際描いてみないとわからない部分のほうが多くてやっぱり難しい。

つづく

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by takuji0808 | 2010-08-28 09:35 | 作品解説2010