<14>「何を表現したいか、の複雑さ」
2010年 09月 06日
「何を表現したいか、の複雑さ」
何を表現したいかに話をもどそう。
社会の縮図、あるいはそのクローズアップ、歴史の断面図、
さまざまなメタファー、リアリティ…
等価性、情報の性質、画像のこと、公と個、色彩の暴力性、構築性、
喪失、移ろいやすさ、危うさ、表面、フラットさ…
小さなリアリティから大きな共通の感覚、世の中の仕組み、
経験から蓄積された思考、哲学、そのプロセス…
そういうものが極私的に、自分の内部に圧縮されて、
漠然とした意識が作品に収束されていき、そこで整理し、
そこからまた意識が立ち上がっていく過程。
日常的をベースに作品を作る実験を繰り返すことで見えてくるものを
さらに練り上げて、発酵させていく過程。
プロセスが結果となり、結果はプロセスになる。
単独も複数もなくなり、作品も等価に扱われ、失われていく。
そういうこと全部がまた作品の裏側にネットリ貼りついて、
また軽やかに、ラディカルに、貼り重ねられ、積み上げられていく。
プロセスが貼りつき、積まれ、構築していくことで
暴力的に空間を圧迫させていく。
構造を多層化し、アートの構造を内部から変革させていく。
こう書くと、自分がやっていることは単純に
作品による自己開発実験のような気もしてきた。
つづく
何を表現したいかに話をもどそう。
社会の縮図、あるいはそのクローズアップ、歴史の断面図、
さまざまなメタファー、リアリティ…
等価性、情報の性質、画像のこと、公と個、色彩の暴力性、構築性、
喪失、移ろいやすさ、危うさ、表面、フラットさ…
小さなリアリティから大きな共通の感覚、世の中の仕組み、
経験から蓄積された思考、哲学、そのプロセス…
そういうものが極私的に、自分の内部に圧縮されて、
漠然とした意識が作品に収束されていき、そこで整理し、
そこからまた意識が立ち上がっていく過程。
日常的をベースに作品を作る実験を繰り返すことで見えてくるものを
さらに練り上げて、発酵させていく過程。
プロセスが結果となり、結果はプロセスになる。
単独も複数もなくなり、作品も等価に扱われ、失われていく。
そういうこと全部がまた作品の裏側にネットリ貼りついて、
また軽やかに、ラディカルに、貼り重ねられ、積み上げられていく。
プロセスが貼りつき、積まれ、構築していくことで
暴力的に空間を圧迫させていく。
構造を多層化し、アートの構造を内部から変革させていく。
こう書くと、自分がやっていることは単純に
作品による自己開発実験のような気もしてきた。
つづく
by takuji0808
| 2010-09-06 09:47
| 作品解説2010