日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

<16>「展示をして②」

<16>「展示をして②」

改めて見ると、自分の作風はやっぱりモダンなのかなーとか思う。
別に新しい方法をとっているわけではないし、色や形もどっかで
見たことあるようなものを繰り返しているだけだし。

でも基本的に、アートはもう引用や組み合わせ、パクリをごちゃ混ぜにして
物量や時間による圧力で考えていくしかないと思っていて…

それを繰り返していくうちにオリジナリティとか、社会的な問題とかは
あとからついてくるかな―、なんてこの考え自体もモダンなのかな。

引用が自分の中で強い意味を持っているけど、それってウォーホルなんかの
ポップアートやポルケ、大竹伸朗の流れと言われればそうなんだよなあ。

流れであってもその先をイメージしないと届かなそう。

引用に対する意識ももっと作品にあらわれるといいのかな。
パクリのパクリのパクリが奇妙な変化をして熱や圧力を持つことの可能性とか、
ほかのジャンルや思想もどんどんパクって過剰なものにしていくとか…


村上隆が「技術不足の自己満足なんて誰も見たくない」って言っていた。
(あくまで現在流行っている安易な内的アートに対しての批判としての発言。
 乱暴に言うと、みんな奈良美智に憧れてのことだと思うけど。)

じゃあその「技術不足」っていうのは何だろうか。
自分に必要な、不足している部分っていうのは何だろうか。

作品制作のスキルや、展示のスキルなんて言葉でもなく、
人間としての強さとかそういう単純なことでもない気がする。

時間かけなきゃいけないことは当然時間をかけてやるんだけど、
近道はないけど最短距離はあるだろうし、
そういう上手い流れを作って、引き寄せる力とか、
まあほんとに色々あるよなあ…

しかし、展示をすることで色々すっきりしたし、ひとつの区切りが付いて、
また新たにレベルの高いもの、変わらないものを作れそう。

それを繰り返して、繰り返して、練り込んで、練り込んで、
自分にしか届かない作品ができたらいいなあ、なんて考えている。

つづく

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by takuji0808 | 2010-09-08 06:41 | 作品解説2010