日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

壁・植物・矛盾・岩見沢

カラフルな色彩の暴力を表現することは、外にあるものを
ホワイトキューブにもってくるという逆説に面白さがあるのであって、
それを最初から外のパブリックな場に置くと肝心の問題意識が埋没していく。

その他の自分の作品の基本コンセプトも、同じように逆説的に組み立てたり、
ギャラリーのようなある種守られた空間に置くことを前提として強度を保っていく
感覚がある訳です。

コミュニティーアートを否定はしないが、
取って付けたようなワークショップには違和感を感じる。

自分がやるべきことはそこではないのはつくづくわかってるので、ペインターと
してのアプローチが真っ当だと判断して、じゃあ壁画を描こう、と考えた訳です。


で、テーマとしては、ダブルミーニング(二重の意味)を意識しました。
同じ壁に描くのは二度目ですので、そのあたりの個人的感覚と
建物や街の再生と破壊の意味を重ねれば面白いかも、という感じ。

で、イメージとしてあったのは、植物です。

廃墟にたくましく侵食して、普遍や無常を感じさせ、
自然と人工の境目を無くしていくラディカルさに対する憧れとでもいうのでしょうか。

矛盾する(対立する)概念を超えていく状況を作り出すことの
難しさを感じますが、そこを乗り越えないといけないのは
アートの宿命的なのかもなあ、なんて考えてジャカジャカ描いています。

c0211701_118339.jpg

[PR]
by takuji0808 | 2010-09-18 12:18 | つぶやき