ゴッホ「一緒に暮らそう」ゴーギャン「えっ」③
2010年 12月 25日
<10月23日 アルル>
ゴッホ「おーーーい!」
ゴーギャン「やあゴッホ!久しぶりだな!」
ゴッホ「ちょっと痩せたかい」
ゴーギャン「そうかな、君は黒くなったね」
ゴッホ「そうかもしれないね、外で描いてばかりいるから」
ゴーギャン「乗りっぱなしで腰が痛いよ 年かな」
ゴッホ「さあ、ここだ」
ゴーギャン「なかなか派手な建物だね」
ゴッホ「それがいいんじゃないか!」
ゴーギャン(ちょっとそれはどうかと思うけど…)
ゴッホ「ほら入って!!」
ゴーギャン「いいじゃないか、シンプルで」
ゴッホ「だろう!ここが君の部屋だ」
ゴーギャン「ありがとう …?」
ゴッホ「気づいたかい?」
ゴーギャン「これは、ひまわりかい?!」
ゴッホ「ああ!」
ゴーギャン「ずいぶん絵が変化したんじゃないのかい?」
ゴッホ「そうだね、ずいぶん黄色を使うようになったし、厚塗りをするようになった 最近は絵の具をカンバスに塗るのが楽しくってね!」
ゴーギャン「何とも不思議な絵だね、何が不思議なのかよくわからないけど」
■
ゴーギャン「さて、お金や生活のことについて話しておきたいんだけど」
ゴッホ「もちろん 実は一つ考えていることがあってね」
ゴーギャン「なんだい?」
ゴッホ「テオから送られてきたお金は限られている、だから最初に細かく封筒に入れておく」
ゴーギャン「なるほどね 使う分だけ使って管理するってわけか」
ゴッホ「まあ、細かいことは順次、話し合って決めていけばいいと思っているけど」
ゴーギャン「うん、まあそれでいいよ」
ゴッホ「じゃあ、今日はお祝いだ!」
ゴーギャン「そんな贅沢をしていいのかい?」
ゴッホ「今日は特別さ、近くにロゼワインとパエリアを安く出す店があってね、貧乏画家には最高の店だよ」
ゴーギャン「本当かい?じゃあ靴下だけ取り換えてくるよ 濡れてしまってね」
ゴッホ「わかった 準備ができたら教えてくれ」
■
ゴーギャン「健康に!」
ゴッホ「乾杯!」
ゴーギャン「美味い!」
ゴッホ「贅沢はできないけど、まあこのくらいはいいだろ」
ゴーギャン「まあな」
ゴッホ「で、明日からどうする?」
ゴーギャン「何か考えてるの?」
ゴッホ「とりあえずここら辺をぐるっと回って、決めていこうかと思っているんだけど」
ゴーギャン「うん、そうだな」
ゴッホ「ついでに、買う物もあるだろ?それも済ませておこう」
ゴーギャン「うん」
ゴッホ「他に気になることは何かあるかい?」
ゴーギャン「うーん、とりあえずオイルがないんで画材店にいきたいかな」
ゴッホ「いいよ、あとは?」
ゴーギャン「まだわからないな、まあ徐々にいこうよ」
ゴッホ「そうだな…」
ゴーギャン「…」スッ
ゴッホ「……? ああ 乾杯!」
■
ゴッホ「ずいぶん遅くなってしまったなあ」
ゴーギャン「ああ」
ゴッホ「星がきれいだなあ」
ゴーギャン「…本当だ」
ゴッホ「同じ星なのにパリにいた頃とは違って見えるな」
ゴーギャン「…そうか?」
ゴッホ「ああ」
ゴーギャン「…そうかもしれないな」
続く
ゴッホ「おーーーい!」
ゴーギャン「やあゴッホ!久しぶりだな!」
ゴッホ「ちょっと痩せたかい」
ゴーギャン「そうかな、君は黒くなったね」
ゴッホ「そうかもしれないね、外で描いてばかりいるから」
ゴーギャン「乗りっぱなしで腰が痛いよ 年かな」
ゴッホ「さあ、ここだ」
ゴーギャン「なかなか派手な建物だね」
ゴッホ「それがいいんじゃないか!」
ゴーギャン(ちょっとそれはどうかと思うけど…)
ゴッホ「ほら入って!!」
ゴーギャン「いいじゃないか、シンプルで」
ゴッホ「だろう!ここが君の部屋だ」
ゴーギャン「ありがとう …?」
ゴッホ「気づいたかい?」
ゴーギャン「これは、ひまわりかい?!」
ゴッホ「ああ!」
ゴーギャン「ずいぶん絵が変化したんじゃないのかい?」
ゴッホ「そうだね、ずいぶん黄色を使うようになったし、厚塗りをするようになった 最近は絵の具をカンバスに塗るのが楽しくってね!」
ゴーギャン「何とも不思議な絵だね、何が不思議なのかよくわからないけど」
■
ゴーギャン「さて、お金や生活のことについて話しておきたいんだけど」
ゴッホ「もちろん 実は一つ考えていることがあってね」
ゴーギャン「なんだい?」
ゴッホ「テオから送られてきたお金は限られている、だから最初に細かく封筒に入れておく」
ゴーギャン「なるほどね 使う分だけ使って管理するってわけか」
ゴッホ「まあ、細かいことは順次、話し合って決めていけばいいと思っているけど」
ゴーギャン「うん、まあそれでいいよ」
ゴッホ「じゃあ、今日はお祝いだ!」
ゴーギャン「そんな贅沢をしていいのかい?」
ゴッホ「今日は特別さ、近くにロゼワインとパエリアを安く出す店があってね、貧乏画家には最高の店だよ」
ゴーギャン「本当かい?じゃあ靴下だけ取り換えてくるよ 濡れてしまってね」
ゴッホ「わかった 準備ができたら教えてくれ」
■
ゴーギャン「健康に!」
ゴッホ「乾杯!」
ゴーギャン「美味い!」
ゴッホ「贅沢はできないけど、まあこのくらいはいいだろ」
ゴーギャン「まあな」
ゴッホ「で、明日からどうする?」
ゴーギャン「何か考えてるの?」
ゴッホ「とりあえずここら辺をぐるっと回って、決めていこうかと思っているんだけど」
ゴーギャン「うん、そうだな」
ゴッホ「ついでに、買う物もあるだろ?それも済ませておこう」
ゴーギャン「うん」
ゴッホ「他に気になることは何かあるかい?」
ゴーギャン「うーん、とりあえずオイルがないんで画材店にいきたいかな」
ゴッホ「いいよ、あとは?」
ゴーギャン「まだわからないな、まあ徐々にいこうよ」
ゴッホ「そうだな…」
ゴーギャン「…」スッ
ゴッホ「……? ああ 乾杯!」
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ゴッホ「ずいぶん遅くなってしまったなあ」
ゴーギャン「ああ」
ゴッホ「星がきれいだなあ」
ゴーギャン「…本当だ」
ゴッホ「同じ星なのにパリにいた頃とは違って見えるな」
ゴーギャン「…そうか?」
ゴッホ「ああ」
ゴーギャン「…そうかもしれないな」
続く
by takuji0808
| 2010-12-25 13:04
| SS