日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

ゴッホ&ゴーギャンSS ※補足

ゴッホ&ゴーギャン 補足

いろいろ史実の裏付けや、自分の考えていたことをまとめた文章もあったのですが
なんだか載せると面白さが無くなりそうなので、ここでは多くを語らずに、
画像と、ゴッホからゴーギャンにあてた手紙と、ゴッホ最後の手紙、
ゴーギャンがゴッホの死を伝えられた手紙の返信を載せます。

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[ゴーギャンとゴッホ]
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[ゴッホが描いた椅子の絵 (左がゴッホの椅子、右がゴーギャンの椅子)]
※ちなみに右の絵は別れた後に描かれたもの
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[お互いに描かれたゴッホ、ゴーギャン]
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ゴッホの手紙

[ゴーギャン宛の手紙] 1890年 オーヴェールから

「ぼくは今でもサンレミで最後に描いた糸杉と星空の絵を持っている。
夜空には輝きを秘めた月が上がり、この三日月は大地に落ちてきている不透明な影の間から姿を現している。光を集めて満ちているもう一つの星、ばら色と緑のひそやかに輝く星が雲の流れゆくウルトラマリーンの空にかかっている。下方には、高いよしたけの茂みに囲まれた街道があり、その彼方に青いアルピーヌの山脈が低くつづいている。窓にオレンジ色の明かりをともした古い宿屋、高くそびえ立つ一本の糸杉がまっすぐに、黒々と立っている。街道には白い馬にひかれた黄色の車が一台と、その前を散歩する人影が二つ。すごくロマンチックなんだが、これがプロヴァンスなんだと思うんだ。」


[テオ宛の手紙(ゴッホ最後の手紙)] 1890年 オーヴェールから

「いろいろとたくさんのことを書きたいという気持ちもしているのだが、望みは去っていて、書いても仕方のない気がする。
ぼくたちはぼくたちの絵に語らせる以外に何もできないんだ。」


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ゴーギャンの手紙

[エミル・ベルナール宛ての手紙] 1890年

「ヴィンセントの死んだ通知を貰った。君がその葬儀に立ち会ったのを、私は嬉しく思う。この死は実に悲しむべきだが、私はそれほど悲嘆に暮れているわけではない。私はこのことを予想していたし、あの可哀想な男が狂気と闘う苦しみをよく知っていた。この時期に死ぬのは、彼にとっては一種の幸福なのだ。それは彼の苦しみに終わりを告げさせた。もしも彼が来世に生まれ変わるとすれば、彼はこの世の善行の報いを受けるだろう(仏陀の教えに拠れば)」

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by takuji0808 | 2011-01-06 21:34 | SS