日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

レイヤー世代

パソコンやiphoneの画面ばかり見ている昨今です。

必要に迫られ自身の作品をとりあえずまとめてみた。
HP作れって話ですよね、はいすいません。
でもパソコンの画面上で作品を見るとまた違う見え方ができるのも面白い。

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OJUNさんが来札し、話をしていて、強靭な身の丈にあった身体を介しての
表現の確かさが、言葉の重みになって相変わらず刺激的。

身体の拡張のひとつであり、新たな感覚の一部としての携帯電話や
デジタル機器と慣れ親しんでいるかという世代差が、絵画をレイヤー状に
するという方法論に表れているのかも、という話があった。

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問題はそのレイヤー感がより物理的で、装飾的になることの意味だろう。
(絵画の世界では「物理的」、「装飾的」は良い意味ではない)

絵の具や透明メディウムの「素材」で、ものとしてレイヤーをつくることと、
構造的にレイヤーになっていること、あるいは
イメージ(描かれたもの)によってレイヤーを想起させることは意味合いが違う。
(もちろんそれらのやり方が複雑に入り混じった作品もある。)

たとえば、液晶の画面上でもレイヤー表現は可能だ。
前と後ろの重なり、それによっておこるギャップ、陰の付け方など
微妙なトリックで面の前後が錯綜する。

また、モネの睡蓮の映像的なレイヤーや、ウォーホルの印刷のずれ、
ポルケの絵画は同列に語れるのか?ということを考える。

何となく自分は「装飾的なレイヤー」より「構造的なレイヤー」を作りたいな。

漠然とそんなことを考える。

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by takuji0808 | 2011-08-09 16:55 | つぶやき