日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

ハルカヤマ藝術要塞・感想

ハルカヤマ藝術要塞・感想

ペインターの作品が、意外と環境との親和性が高かった。
特に、線や色などのシンプルな問題意識の場合のほうが、自然環境の複雑さに対応できている。

ミニマリズムからランドアートへの歴史の変遷を考えれば、実はそれは王道なのかもしれない。

となるとシンプルな(線や色の)問題意識を扱うぺインターこそ、作品の振り幅を持たせるためには、野外制作や壁画制作をやって、個人的に歴史を反復する経験をしたほうがいいのかもしれない。


逆に意外と親和性が低かったのはパブリックな場に対しての意識が強い出自の作家、大理石などの素材による彫刻作品で、どちらかというと異物感(奇妙なものが現れたような感覚)が強かった。

たぶん大理石とか台座の素材感が理由だとおもうが、その文脈を考えると、なんとなく納得。


そこらへんの逆転現象、というよりパブリックとネイチャー、公と私、外と内が今までに何往復かして、今この作品になったんだろうな(この作品がある)…ということそのものが面白い。


となると作品としては「ミニマムな問題を扱い、ささやかに空間に置く」ぺインタータイプか、「空間を作り替える」ガテン系インスタレーションタイプが良かったかな。(乱暴な感想だ…)

また個人的な経験として大学中に山に登っていた身としては、山や自然との関わり方、基本的な意識が美術の文脈とはまた違う部分がある。どうやったって暴力的に見えてしまうこの状況を、手放しで許容できない。

まとまらないが、とりあえずおしまい。

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by takuji0808 | 2011-09-30 22:50 | 展覧会感想