日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

「Living Art」「レゴブロックワールドSAPPORO」感想

展覧会とかの感想。

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札幌美術展「Living Art ―日常― やさしさはいつもそばに。」

会期:2011年11月29日(火)~2012年3月7日(水)
会場:札幌芸術の森美術館


気になった作品と感想を雑多と書くと…

高橋靖子さんの刺繍の作品と、絵画作品を比較したときに起こるギャップがおもしろい。情念的でありながらクールさもある絶妙な感じだったり、絵にすると逆に綺麗すぎる感じ(イラストっぽくなる感じ?)が不思議。

今村育子さんの作品は以前までと比べ全体的に堅さがある気もするが、そのぎこちないライトのギミックがまた新しい記憶の引き出しかたを提示しているようにも感じる。今回は扉がないのはどういう意図なのかが気になる。暗幕・扉がないということは、入口からの光の影響もそうだが、体験する心構えのようなものが無くなり、観客を導く演出が少なくシンプルな見せ方になるのかな… 

會田千夏さんの絵にキャラクターなどの記号的なフォルムが入り込むチグハグ感は安直にも見えるけど、そういう異物感は作品の見応えの一つともとれる。膜が張ったような綺麗な画面なので、表面に付着している筆の毛が気になってもったいない。

杉山留美子さんは、心と脳天を突き抜ける風のような絵画群。ミニマムな事をやり続ける強さって観ていて気持ちがいい。

齋藤周さんの絵は、以前より風景と人の遠近感・大きさが強調された不思議な方向になって来ていた。また構図も縦横より斜めの導線が強い感じで、道が画面の外へ拡散しているようなイメージがあった。(道が続いているというより、道の幅や境界が広くなっていくような感じ…?) 東京での個展ではもうちょい四角い画面の下から上に構築されていくようなイメージが強かった印象。 これは普段観る風景が変わって来たということとリンクしているのだろうか。


(この展示はそういうのを目指してはいないけど) やさしさ、つまり癒しのアートってなんだろうなあと思う。
心をざわつかせる、はっとさせるのってある種の灰汁(アク)、作家のエゴ、暴力的な部分があるんだよな。

そういう部分を覆い隠すように、「きれいだねー」「うまいねー」という嘘をどう作家がついているか、というひねくれた部分が見れたら自分は自虐的で面白いと思うのかもしれないなあ。

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「レゴブロックワールドSAPPORO」

会期: 1月6日(金) ~ 15日(日)
会場: 北翔クロテック月寒ドーム(月寒東3条11丁目)
    9:00~16:30(前売り)大人800円



楽 し す ぎ る !!!

会場の中央で行われていた「ホワイトワールド」という白いブロックだけで街をつくるワークショップがなかなか感動的でよかった。やっている人も楽しいし、出来上がったものも良いし、仮設的だし、物量もあるんだからもう完璧でしょう。展示がアルバイト業者クオリティな感じだけど気にならない。

クジや戦利品は下の画像参照。

というか、レゴの歴史ブースを見ていたら、すごく自分の作品と似た部分があったりして、あきらかに影響を受けていることを再認識。今度からは、自分の作品を説明するときそう言いきってしまおうかな…(オイ)

クリエーターシリーズ、スターウォーズシリーズも好きなんだけど、
ここ最近出てきたアーキテクチャーシリーズもいいんだよなあ、渋くて。
http://architecture.lego.com/en-us/products/

帰りに札幌ドーム近くでスープカレーを食べて帰宅。
結局クジで当たった小物入れ(5等)はマスキングテープを入れることにした。

c0211701_15381061.jpg

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by takuji0808 | 2012-01-12 23:20 | 展覧会感想