アートまっしぐらをもう一度 (3)
2012年 09月 21日
何年経ったとしても、パソコンを使うようになったとしても、肝心な絵を描く制作方法はいたってアナログである。
まずは支持体としてMDF(圧縮合板)を使用。
研磨したときにフラットになる質の高い合板だと、木材の「荒れ」が見えにくいので、100円ショップのものをチョイスする。組み立てながら。パーツごとにマスキングを繰り返し、研磨したときにどういう色が出るのかを逆算しながら色を塗り重ねて行く。
文字や白抜きはイラストレーターでいじり、箱の大きさに合わせて出力。何枚かコピーしておく。
キャラクターは新たに書き直し、同じくイラストレーターで出力。同じく何枚かコピーする。
それをマスキングテープなどで養生した上から書き写し、カッターでテープを切り抜き、絵の具を塗るという作業を繰り返す。場合によっては研磨し、ひとつひとつレイヤーを作っていき、消していく作業を繰り返す。
こう描くとなんだかめんどくさいことをしているようにも聞こえるが、単純にマスキングして塗るのを繰り返しているだけだ。
自分の作品を引用するということは、もう届かない過去の自分を作品に閉じ込めていくことで、今の自分を浮き彫りにする作業なんだということを改めて思う。
出来上がった新しい作品は、昔の作品とは違う装いではあるが、根幹に流れる感性は変わらない。また並べることでいろいろなことを考える作品になったと思う。アップデート版ということで、タイトルに「β」をつけ、さらに良く分からないタイトルになった。
おわり
「NON STOP ART β」2012年
縦350mm×横250mm
MDF合板、水性塗料、アクリル絵の具、ワニス
まずは支持体としてMDF(圧縮合板)を使用。
研磨したときにフラットになる質の高い合板だと、木材の「荒れ」が見えにくいので、100円ショップのものをチョイスする。組み立てながら。パーツごとにマスキングを繰り返し、研磨したときにどういう色が出るのかを逆算しながら色を塗り重ねて行く。
文字や白抜きはイラストレーターでいじり、箱の大きさに合わせて出力。何枚かコピーしておく。
キャラクターは新たに書き直し、同じくイラストレーターで出力。同じく何枚かコピーする。
それをマスキングテープなどで養生した上から書き写し、カッターでテープを切り抜き、絵の具を塗るという作業を繰り返す。場合によっては研磨し、ひとつひとつレイヤーを作っていき、消していく作業を繰り返す。
こう描くとなんだかめんどくさいことをしているようにも聞こえるが、単純にマスキングして塗るのを繰り返しているだけだ。
自分の作品を引用するということは、もう届かない過去の自分を作品に閉じ込めていくことで、今の自分を浮き彫りにする作業なんだということを改めて思う。
出来上がった新しい作品は、昔の作品とは違う装いではあるが、根幹に流れる感性は変わらない。また並べることでいろいろなことを考える作品になったと思う。アップデート版ということで、タイトルに「β」をつけ、さらに良く分からないタイトルになった。
おわり
「NON STOP ART β」2012年
縦350mm×横250mm
MDF合板、水性塗料、アクリル絵の具、ワニス
by takuji0808
| 2012-09-21 19:26
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