日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

「パラレルワールド冒険譚」感想

仕事の合間に芸術の森で行われている「パラレルワールド冒険譚」へ。

年に1度札幌の現代美術作家を集めて行われる企画展という意味合いが強いので、展示のテーマはとってつけたようなものであるので、そこに関しては言及しない。個々の作家や作品は見応えがあり、それを楽しむ展覧会と思えばいいだろう。

ちょうど小学生100人くらいの鑑賞とぶつかって、せわしない中での鑑賞となった。

紅露はるかさんの作品は、4プラで定期的な発表をしているという強みか、単純な絵の美しさや完成度がグンと増していた。

浅井憲一さんのキューブキャラクター作品が、今回小学生が地べたに座って作品の感想なんかを書いている瞬間に立ち会っているのを見ると、その状況も含めて面白かった。

ほかにも気になる作品はたくさんあり、見応えとトリップ感の強い展覧会だった。

しかし世界、ワールドという割には映像作家がいなかったり、「浮く」「構造物」「コラージュ生物」くらいの画一的なファンタジーの世界観を見せつけられても、現実逃避か日常の慰みにしかならなくて、他のジャンルの方がよっぽど世界と自分、ファンタジーな世界を描いているような気もする。もっと言えば、単に可視化することに終始していて、新しい想像力が感じられない気もする。しかしこの意見はあくまでそういう世界も描けない自分のヤッカミかもしれません。(笑)

まあ、ファンタジーな世界観は奇抜すぎると共感できないし、エログロになっちゃうからこのくらいが口当たりがよいのかもしれないなあ。
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by takuji0808 | 2012-10-21 00:09 | 展覧会感想