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日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

カテゴリ:福岡・韓国2010( 7 )

福岡・韓国 研修旅行記
2010年11月2日~7日

リンクを貼り、まとめときます。
もう3か月以上前になるんですね。

あと、その成果展が岩見沢駅内i-BOXで展示中です。
「福岡・韓国研修 成果展」(02/14-27)
[i-BOXブログ]


11/2「福岡へ、しびあじび、3時のラーメン」<1日目>

11/3「リバースビートル、濃淡釜山、屋台 」<2日目>

11/4「遺跡公園都市慶州、山奥の石仏、ブレードランナー」<3日目>

11/5「光州ビエンナーレ、屋台オレンジ」<4日目>

11/6「釜山ビエンナーレ、2等客室」<5日目>

11/7「753大宰府、国のプライド、瓶ビール」<6日目>
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by takuji0808 | 2011-02-18 09:59 | 福岡・韓国2010
11月7日<6日目>

船の揺れもなく気がついたら福岡についていた。
携帯電話の電波が通じると日本に帰って来た感が強い現代っ子な感覚。
韓国人の乗車マナーは小学生と同じくらい傍若無人でした。
逆にこれくらいでないといけないんだろうか、いやそんなことないか。

流石に疲れが残るが福岡は小春日和。
天神駅で朝定食。

店を見つける山本先生の嗅覚とアグレッシブさは他の追随を許さない。

韓国のご飯は美味しいけど、日本人最高と言いたくなる定番メニュー。
しょうゆって口にあうなあ。

電車を乗り継ぎ大宰府天満宮へ。

日曜日、人も多いが、着飾った「ハレ」の姿の人が目につき、そういう場所なの?
なんて思っていたら七五三だった。暖かい天気も相まって幸せな気分になる。
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親子連れ、または祖父母も混じって晴れの日を楽しんでいる光景。
まだまだ日本も捨てたもんじゃないかも・・・
なんて疲れと日差しで思考回路がとろけそうになる一歩手前。


続いて九州国立博物館へ。
http://www.kyuhaku.jp/
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建物がものすごい立派なうえ、常設収蔵品のレベルが凄まじい。
同時開催中の「誕生!中国文明」もまた、凄い。
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この旅で図らずも日本ー韓国ー中国ラインの文化の歴史を学んでいた。
こうなるとインドやカンボジア、チベットが気になってくる。

また博物館が国や都市のプライドを表していることを痛感した。

常設展示に関して言えば、国宝や重要文化財の数では、京都や東京に負けるかもしれない。
円熟した日本文化を楽しむならそれでいいだろうが、歴史や交流の一端に触れるなら
九州のほうがわかりやすいかも。

駅までの通りは観光地化しているが何とか店を見つけビールと焼きそばで昼食。
山本先生はラーメン。
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なんだか結局この旅では先生にゴチになってばっかりだった。

昼間っから呑むキンキンに冷えた瓶ビールは最高。
電車、地下鉄を乗り継ぎ福岡空港、そして飛行機で新千歳空港へ。

疲れているけどメール、ウェブチェックしてバタンキュー。
次の日から仕事で一気に現実世界へ。

写真を見たい人は下のMoreをクリックして下さい。

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by takuji0808 | 2010-11-11 18:56 | 福岡・韓国2010
11月6日<5日目>

またバスで釜山に移動。

免税店が入っているデパートに寄る。ツアーだから仕方ない。
一つ上の階がレストランフロアなのでそこで食事。
サムゲタンを注文。肉と骨ががホロホロとほぐれるほどで旨い!
キムチなどもさすがにデパート内の食事というような
レベルの高さで全体的においしい。
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そういえば食い物ばかり書いているけど、まあキャッチーな
ブログになったかな。

さてさて、肝心の釜山ビエンナーレへ。
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こちらは会場が点在しており、メインの釜山市立美術館を見る。
海水浴場の屋外作品は期間外で無理。
というか、時間が無くヨット競技場会場も見れなかった。(泣)
まあヤノケンとかなんだけど。(おい)

美術館のもともとのハコの形の影響もあるだろうが、作家一人にきちんと1ブースを
与えて展示しているので見やすかった。現代美術を作家ごとにキャッチーに楽しむ
祝祭的雰囲気に溢れた展示内容だった。
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こちらは絵画や彫刻、インスタレーション、映像と正に現代アートな作品が
有名・無名入り乱れてバランスよく配置されている。

光州が美術大学生、キュレイター、ディレクター向けの高尚な展示ならば、
釜山は小学生・カップル向けのイベントのような展示とでも言おうか。

こうなると作家一人一人の作品の良し悪しがかなりシビアにジャッジされると
いうより、どちらでも大きな物は少ない均一されたイメージ。

光州は全体のテーマを一貫してみせているのでそれが無いだけだが、
一方釜山ではフラットな世のなかでは一過的な祝祭か擬似的な歴史でしか
成立させることができない現実があるのかもなーなんて思わせる展示だった。

札幌でやるなら明らかに後者の釜山式でしょうね、やはり。

また、どのような大きさのハコが、どのような距離感で用意できるかで、
芸術祭のテーマや方法が決まってくるのは当然だが、
その中で釜山と光州はうまく棲み分けをしているような印象も受ける。

※写真は下のMoreをクリックすれば見れます。

船で福岡へ。夕方発、朝到着の船。
2等船室でザコ寝をしながら免税で買った酒を呑みつつ美術話。
結局毎晩呑んでいたなあ・・・
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by takuji0808 | 2010-11-11 18:54 | 福岡・韓国2010
11月5日<4日目>

光州(クァンジュ)へバス移動。

豚の背骨あたりの肉と古漬けキムチの鍋、
同じく豚の辛い春雨入りの煮たやつを昼食に食う。
肉も唐辛子もかなり刺激的な味。
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お目当ての光州ビエンナーレへ。
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●公式サイト
http://gb.or.kr/
●わかりやすいサイト
http://www.konest.com/data/spot_mise_detail.html?no=3647

4つの会場に「萬人譜(10,000 lives)」をテーマにして全体的に統一された展示がされており、
公園内の3会場(ビエンナーレ展示館、光州市立美術館、光州市立民俗博物館)をまわる。
下の写真はビエンナーレ展示室です。
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※撮影禁止のため画像がありません。

テーマがテーマだけに写真、映像がメインとなっており、
しかもプロジェクター、8mm、リバーサルフィルム、白黒フィルム、ポラロイドと
何でもありというより、近現代の歴史/フィルムの歴史と構造/個人史を
リンクさせて見せている感じ。

今、現在の情報社会やネット社会というものも、たくさんの人間の生から
成り立つのだということを感じさせる展示だった。

映像・写真をやっている人は楽しい展示だろうとおもう。
作品の魅せ方のいろんなバリエーションがあって、作家はその中で
どういう風なベクトルでやっていけばいいのか、ということを考えさせられる。

一方でアーティストという個人も歴史の中に消費されていることを
示唆しているようで、身につまされる思いになる。
そんななか、うまいなーとおもう作家は編集(再構成)のレベルが高い。

そこまで視野に入れないと、作品の強度、バランスが保てなくなる見方を
したのは自分自身初めての経験だった。

プサンとの比較もあるので、ここではこれくらいの感想で。


夜ごはんはプルコギ。お通しで出た生レバーが秀逸!
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ホテルにチェックインしたはいいが若者向けファッションの繁華街の中にあり、
食いもの屋がまるでない。かなり小ぎれいに整備されてかなり都会的。

1時間ほどぐるっと歩いてみると、遠くにオレンジ色の光。
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行ってみればまた屋台。ニュアンスが釜山と異なり、何を食わせてくれるのか
皆目想像できないけど思い切って入ってみる。

食材も、見ただけでは貝なんだか内臓なんだかよくわからない。
指さしてこれ1つ、なんてやってみると網でジュージュー焼きだした。
結局、鳥の足と砂肝でした。なんとかなるもんです。
屋台でビエンナーレの感想を話しつつ夜も更けていく。


※さらに写真を見たい人はMOREをクリックしてください。


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by takuji0808 | 2010-11-11 09:47 | 福岡・韓国2010
11月4日<3日目>

慶州(キョンジュ)へバス移動。
大陵苑というなかのポコポコと立ち並ぶ古墳を見学。
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天馬塚と呼ばれる塚の内部にも入る。見学する小学生の大群は万国共通のうるささ。
このなかにあるのは当然レプリカで、本物は次に行く博物館にあるとのこと。

都市全体が古墳や文化遺産だらけなので田舎っぽい奈良という感じかな。

古墳自体は重力に逆らわない丸いフォルムで非常に美しい景観。
自然にフィットしようとするアジア的死生観(生まれ変わり)が垣間見える。

大量のカラフルな農作業の格好をしたおばちゃんが休んでいたのをみて
なにをしているんだろうと頭の片隅で思っていたのだけど、
古墳のメンテナンスをする集団だったらしく
いっせいに古墳を囲んで草を刈っていく眺めは壮観だった。

慶州国立博物館へ。
http://gyeongju.museum.go.kr/jap/index.php

国が気合いを入れて作った建物が小学生のオリエンテーションの場になるのはいいけど、
傍若無人すぎて教育の行き届いて無さは感じる。

個人的にはどこの博物館に行っても刀や磨製石器、剣が好き。
武器が古びているのに男のロマンを感じるからかなあ。

昼飯は観光客向け紫水晶売り場の隣にある店で味噌チゲ。
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車は峠を登り世界遺産岩、石窟庵へ。
乱暴に説明すると迫害された仏教徒が山奥の洞窟に作ったとんでもない石仏。
確かに空間の作り方やエネルギーはひと味違う。
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紅葉を見ながら10分程度歩くとその洞窟がある。
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また車に乗り、同じ山の中腹にある仏国寺へ。
これも乱暴にいうと、オリエンタルさ、中国、日本の中間に当たる雰囲気。
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ガイドのイーさんは、かなりのやり手のようで、
説明はわかりやすいしありがたい説法のようで山奥で開眼しました。

どちらも洞窟や本堂にたどり着くまでの演出が効いている。
宗教の持つエネルギーはすさまじい。

詳しくは下記のサイトがわかりやすいので、旅行した人は復習したらいかがでしょうか。
http://www.tabijin.com/keishuu.html

夕ご飯はカルビ。アバラ付近の「肉」と言う感じだが、筋っぽくないのは包丁で
上手いこと切目をいれているからだろう。
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ホテルにチェックイン後、少し内陸部に入ったので海鮮を食べたがる山本先生に
見合うお店は少ないので、適当に食堂のような店へ。
店のおばちゃんとのやりとりはブレードランナーのような(伊藤先生談)
素晴らしい異文化コミュニケーションだったのだが文章では書ききれないので割愛。

結果的に、カルビ&海鮮すき焼き風チゲ鍋(正式名称不明)と、
それを石焼きビビンバ風おじやにして食べるが、これが間違いなく美味かった!
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ちなみに屋台などでは焼酎4~6本と食べもの3~4皿を食べたのだが
それで3500円~6000円ほどなのだからものすごい安い。
おでんも1本100円ほど。観光客向けの店は少し高い。


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by takuji0808 | 2010-11-10 19:52 | 福岡・韓国2010
11月3日<2日目>

ホテルで朝食。朝シャワーをあびるが二日酔いは抜けず。
福岡港から高速船ビートルで釜山へ。
2メートルくらい浮いて走行するという謎スペックな船はなかなかソリッドな外観。
その風貌通り、攻撃的で、見事にやられてしまい、リバース、リバース、リバース。
UNOだったら良かったのに。
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館内では寅さんハイビスカスの花が上映されていて、これ以降山本先生が
寅さんに見えて仕方なくなる。

釜山港からバスに乗り昼食に山菜ビビンバ。
空っぽの胃には優しいやら美味しいやら刺激的やらよくわからない。
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まずは釜山博物館へ。
http://www.museum.busan.kr/japanese/01busan/index.jsp
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日本語が出来るボランティアガイドがいて、それを聞きながら結構じっくり回る。

その後海雲台(ヘウンデ)方面に向かいパラダイス免税店へ。

化粧品やらバッグ、お土産などがあるが興味がないので、外にでて近くの海雲台海水浴場へ。
海から一望すると、高いホテルと免税店、ビル、カジノ!椰子の木なんかもわざとらしく
配置されているところはワイハなリゾートを目指している景観。
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しかしその後国際市場、チャガルチ市場(海鮮市場)を歩いて見学するのだが
北海道的に言うと「わや」。
卸売りから行商、屋台、資本主義のフランチャイズ店舗がグラデーションではなく、
濃淡で入り混じっている感じ。街全体が急成長中で非常にラディカル。

龍頭山(ヨンドゥサン)公園にも寄る。
韓国の英雄、李 舜臣(イ・スンシン)像を紹介される。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮水軍を率いて日本軍を破った英雄を
現在日本の観光客に紹介しているという妙な図式。
さらにそこにチェ・ジウ像があるという観光地にありがちのカオスっぷり。
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ホテルにチェックイン後、海鮮を目当てに近場の店へ。
しかしそこはなかなか渋いヒラメ専門店のようだったらしく、ヒラメ定食などを食べる。
刺身の切り方の違いを見ながらhiteという韓国ビールで乾杯。
薄めで発泡酒に近い味で1杯3000ウォン~5000ウォンくらい。(200~300円)

その後同じく近場の屋台へ。指差しとジェスチャーで注文。
海鮮出汁のおでん、トッポギという細長い白玉餅のようなものがはいった
コチュジャン煮込み、うどんなどを注文。
ちなみにこの3つは具がほとんど同じで合理的。

そのあと茹でたホルモンやレバー、腸詰め(?)も食べて大満足。
お酒はJINRO焼酎をショットグラスで呑むスタイルらしく、
郷に入っては郷に従ってみると、辛いものに合うので納得。

ガイドさんに聞いたところ屋台や露天は非合法だが厳しく取り締まっては
いないとのこと。道の隙間どころか真ん中に陣取って働くしたたかさに感心する。
観光地化と田舎との格差、この街の日常が入り乱れて刺激的な都市だった。

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by takuji0808 | 2010-11-09 07:42 | 福岡・韓国2010
11月2日<1日目>

新千歳空港から福岡空港へ。
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荷物を赤帽に預け福岡市美術館へ。
http://www.fukuoka-art-museum.jp/

伊藤先生がオススメする常設展の圧縮度が凄まじい。
10~20年スパンで美術史を総括していくコレクションのレベルの高さと、
乱暴かつ正しい展示。美術ガイドブックをみているような感じ。
古美術の寄贈作品も同様。
そこから地域ごとの歴史の重層さを痛感する。

同時開催中の「シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」は、
あーシャガールだなーと流し観る。

時間も少ないなか三菱地所アルティアムの「ノルシュテイン&ヤールブソワ」も行く。
http://artium.jp/

サブカル、アニメをミーハーに紹介する展示にありがちな空気が漂うが、
作品自体は圧迫感と可愛さが入り混ざった凄まじい気迫を感じる。
物販の人形もキュート。
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急ぎ福岡アジア美術館へ。
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/

結果的に複合アートセンターとなっているだけで、
福岡(九州)は流通や文化的なものに対して柔軟な姿勢、素地があるので
行政との連携はうまくいっているように見える。
(もちろん外面と内部の苦しみにギャップはあるだろうが。)

1階にブランドショップが立ち並ぶなかで、多角的かつ草の根的活動が滲み出ている。
バックヤード見学もエキサイティング。
ほぼアジア全域を網羅してあるアーティストファイルを見ると、救われる気持ちになる。
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比較で言うと、福岡市がバブルでお金がある時期に市立美術館は寄贈品もあり
コレクションを充実させ、福岡を中心に全世界をわかりやすく網羅する方向で動き、
一方、アジア美術館はハコを作り、ネットワークをアジア全域に張り巡らす
方向で動いている感じ。上手く使い分けがされているのは別に狙ったというわけではなく
状況に合わせてやっていくうちに今の形に落ち着いたという歴史の必然も見える。

夜は近くの居酒屋で参加者総勢17人で呑む。
結局最後は濃いメンバーでバー呑み、博多ラーメンでシメて結局3時。
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初日からヤマを迎え、あとでしこたま後悔することになる。
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by takuji0808 | 2010-11-08 18:20 | 福岡・韓国2010