日々の制作と生活を、思いつくままに描く。札幌在住、美術家。西田卓司のブログ。


by takuji0808

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搬出と健康

展覧会の搬出を終えて。

作品の大きさ、展示空間、展示方法、展示画像、経歴、出会いなどなど

経験値を上げるのには非常に面白い展覧会でした。

反省としては、直前にグループ展があり、
そのあたりを考慮に入れないで自分のキャパを超えてしまった感があり、
もうちょっと準備に時間をかけたかったかなーという感じ。

今後も岩見沢でやれるかと言えば、まだわからない。


大木さん、門脇さんなどのゲスト、レジデンスの招待作家であれば、
自身の拠点や居場所などと比較したり、いい距離感で活動できるだろうけれど

今の自分の立ち位置、つまり新人作家、作家見習の立場で
岩見沢で作品を発表すると、どうしても作品を持ち込む形になるし
岩見沢での活動の必然性を、自分で作り出していかなくてはいけない。

可能性もたくさん感じるが、それはそれとして
それ以外にも、もう一歩進んでいかなくてはいけないと強く感じた。

バランス良く同時進行がいいんだろうな、きっと。

はやいとこアトリエ片付けないとなー。


今回の大反省。

搬出時に腰を痛めた。
無理できない歳なのか?
最近デスクワークばっかりだったからなー。

身体は基本です、皆さんも気をつけて。
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by takuji0808 | 2009-09-30 16:44

BOOK 01

最近購入した本

●Mondrian (Phaidon)

→抽象前の風景画に惹かれて購入。具象から抽象までの推移を説明するのに
 教科書などでもよく用いられるモンドリアンだが、結局制作環境の変化も大きいのかもな。

●星と嵐―6つの北壁登行 (集英社文庫)
ガストン レビュファ

→以前読んだことはあるのだが、文庫で購入。翻訳なので細かいレトリックはわからないが、
 ロマンチックかつ、体育会系の友情はけっこう好き。

●美の構成学―バウハウスからフラクタルまで (中公新書)
三井 秀樹

→まだ読み切ってないので割愛。

●デュシャンは語る (ちくま学芸文庫)
マルセル デュシャン, ピエール カバンヌ

→デュシャンは難しい。そうでなくともアーティストが自分を語るときの言葉はうのみにできない部分がある。
 とりあえずもう一度読み返さなくては消化できない。

●思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古

→ 論文だけでなく、制作することに関しても役立つであろうことを言語化しており
 非常に読みやすかった。
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by takuji0808 | 2009-09-29 14:59 | BOOK

層と表面

層(レイヤー)と表面(サーフィス)はなにが違うのか。

言葉の分類でいえば、
物事の外っ面が「表面」で、積み重なるのが「層」である。

自分のなかでは、視覚化されるのが層であり、視覚に入るのが表面である。

それでいうと、名和晃平の作品が「層」であり、ウォーホールの作品が「表面」である。

地球の大気圏は見ることはできないが、図解され断面図として表されるのが「層」である。
一方で宇宙飛行士が見る地球が「表面」である。

ミルフィーユが「層」であり、ピザが「表面」である。

自分はどちらも好きである。
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by takuji0808 | 2009-09-29 09:51 | つぶやき

絵画と時間 01

絵画作品を制作時間で分類し、短期的な作品と長期的な作品に分けて考えてみる。

前者は即興(ライブ)によるドローイングのようなもので、
後者は日本画や写実のようなものとする。

技術や素材、環境から、否応なくそうなる場合もある。

これが、「スプリンターとマラソンランナーの違い」と似ていたら、
筋肉やフォームなど非常に分かり易い比較ができるだろう。

では、それら身体的な部分を除き、感覚的な部分でのみ比較してみると、
その2点に相違はない。

方法論が異なるだけで、作家の本質的な感覚は変わることはないからだ。

となると大切なのは、その根幹の感覚を磨いていくこと、
方法や技術の選択を間違えないことだろう。

でもそれが一番難しい。
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by takuji0808 | 2009-09-29 09:39 | つぶやき

夢と絵

最近は、はっきりとした夢を見ない。
起きたらすべて忘れている。

昔は色彩や感触まで細やかに覚えていた。
あるいは数時間で何十年もの月日を送ったこともあった。

少し眠ってしまい、現実の時間感覚に追いつくのに手間どることは今でもある。

感覚だけでなく、時間も飛び越えることができるのが夢なのだ。

そんな「夢」のようなことをできる唯一の方法が作品を作ることだと思う。

そう信じてロマンチックになっていなければ、やってられないのである。
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by takuji0808 | 2009-09-29 09:37 | つぶやき

ひとり移動する時間

部屋でひとり何かを考えている時間より
何かに乗り移動しながら考えている時間のほうが大切だとおもう。

常に動く風景が時間を視覚化させ、
そのことで脳が活性化するのか。

その理屈でいうと銀河鉄道999が哲学的なドラマであることは必然だろう。

動く空間のなかで、思考が活発になるように、
動かない空間に、思考が活発になるような「窓」としての絵画を置けるなら
なんて素敵なことなんだろうか!
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by takuji0808 | 2009-09-28 18:39 | つぶやき

作品を買うということ

1年前、ある先輩の展覧会に行ったとき。

大きさや、値段の問題もあるだろうが、
作品を買うということを初めて強く考えた瞬間があった。

なぜ、そんなことをおもったのか。

単純に、良い絵というのも、もちろんある。

それまで、学生という貧乏生活の中では、作品を買うという実感がなく、
そのときはたまたまバイトで稼いだ小金を持っていたという理由もあるだろう。

というより、後者の方が強かったとおもう。

即物的というか、単純というか、とにかくそのときの状況のなかでしか
作品に対して感じることができないこともあるだろう。

はたして、本当に自分はその作品がほしかったのか?
と今は考える。

作品に惹かれ、物欲や所有欲で、「ああどうしてもこの作品がほしい」と
作品を買いたいと思ったことは一度もない気がする。
(もちろん今後そういうことがあるかもしれないが。)

そのことに関して、ある種の罪悪感もあった。
つまり、作品に対して感動しない自分が美術をやっていいのか?ということ。

今は、そんなことは全然ない。

自分の作るもの、集めたものを飾る方がよっぽど健全だということに気づいたからだ。

未だ出会わない運命の絵画は存在するのか?
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by takuji0808 | 2009-09-28 13:37 | つぶやき

ゴーギャンについて 01

損保ジャパン所有の風景画「アリスカンの並木路、アルル」に惹かれてから、
ゴーギャンという画家の存在が気になるようになった。

先日東京にゴーギャンの代表作である
『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』を見に行った。
(しっかし長いタイトルだな―・・・)

手紙や文献で、確かに作品の完成後の自殺をほのめかしているが
自殺をする人間の心の内は、どんな身近な人間にもわからないものだ。
まして我々にわかる訳がない。

自殺未遂との因果関係はわからないが、確かに他の絵と比べ完成度は高いし、
素晴らしい作品であることは間違いない。

だからこそ、ゴーギャンが死ぬためにこの作品を制作したとは考えれない。
考えたくない。
絵を描くということは、生きるためのものではないのか。

自殺と結びつけるのは、悲劇的な画家という誤った大衆のイメージでしかない気もするのだ。

しかし同時に、ゴーギャンという画家の一生を垣間見ると、
美しい作品と人間性の関係を考えさせられる。
作品が免罪符となっている、とでも言おうか。

そのほかの作品を見ても、どこか調和を乱すような、不安定さがある。
そこに叶うことがない未来に対する希望が見え隠れする。
不定住で(今風に言うとバガボンド?)、楽園を求めたゴーギャンの資質だろう。

そんな大きな矛盾を抱えたまま、遺書として描いた作品に、
ゴーギャンの希望がないワケがない。

「救い」ともいいかえれるだろう。


あり得ない話であるが、ゴッホとの共同生活がうまくいったとしたら、と考えてしまう。
二人のその後の人生と作品も変わっていただろう。

だがその場合、二人の作品は今のような評価を得ることができただろうか。

画家の幸福とはなんなんだろうか。

そんなことを考えさせられた。
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by takuji0808 | 2009-09-28 10:13 | つぶやき
ウォーホルとラウシェンバーグは好きだ。
ただ、その当時と現在では表面のイメージのニュアンスが変わっている。

自分が好きなのは現在の、古くなったイメージの羅列だ。
そしてポップアート自体のイメージも消費され、二重に変異して原型を感じることは難しい。

しかし原型(つまり作家の衝動や意図)などは、作家にとってはどうでもいいことなのかもしれない。

そういうことをしなくては生きていけないほどの性(さが)と
その時代のリアリティを表面的に見える作品に隠している。

そんなある種の不完全さが自分がポップアートに惹かれる理由なのかもしれない。

不完全でないアートなどありえないとしても。
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by takuji0808 | 2009-09-28 09:58 | つぶやき

漂うイメージ

画像やイメージをネットや雑誌から収集しOHPで拡大し描いている。

ペラペラとしたまま、自分から少し離れた所に作品が着地して欲しい。

どうしても自分が平面作品を作ると、矛盾を抱えたまま頭の30センチ上を

「一体これはなんなんだ?」

という疑問が漂う。

最近は以前から多用している宇宙、山、アルピニストなどのイメージと、
以前から気になっている未確認生物(UMA)や宇宙人のイメージを描いたりしている。

荒いモノクロの、胡散臭さになぜか心惹かれている。

「このイメージをどうしたらいいんだ?」

またUFOのように頭の上で疑問が旋回し続けている。
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by takuji0808 | 2009-09-27 20:55 | つぶやき